はじめての補聴器
両耳装用の勧め
2016年度の市場平均価格は片耳11万円〜、両耳で22万円〜です。
年齢とともに左右の耳が徐々に聞こえづらくなる老人性難聴には「補聴器の両耳装用」が有効です。
- 音の方向感や音源までの距離感
- 生活音の聞き流し
- 小さい音の聞き取り
- 疲労度の軽減(聞こえにくいほど、理解しようと脳を使うため)
などの両耳装用のメリットを考えると、片側だけに高性能の補聴器を装用するよりも、少しランクを下げて両耳に装用する方が結果的に満足していただけます。
使われる方に最適な補聴器を。
聞こえにくくて困ってしまった場面を思い出してください。
- テレビの音量が大きすぎるとご家族や周りの方に言われてしまった
- スーパーやデパートで店員の方の説明やレジでのお会計の際に困ってしまった
- 病院での呼び出しやお医者さんの説明が聞こえにくい
- お散歩中や自転車で移動中、車のクラクションやベルの音に気づきにくい
とは行っても繊細な補聴器は一度調整すればすぐに快適に使えるものではありません。少しずつ聞こえが悪くなってきた方の場合、音がない状態に慣れてしまい、その状態に適合してしまっています。補聴器を付けるとそれまで聞こえていなかった様々な音が急に聞こえるようになり、最初のうちは脳が必要な音と不要な音とを選別することができず、不必要な音が気になり、会話に集中できないことがあります。(=雑音がする)
しかし、それは始めのうちだけで、慣れてくるに従って雑音を意識しなくなります。言葉の聞き取りにも時間が掛かりますが、脳が再学習することで、言葉が聞き取りやすくなっていきます。
脳の再学習の手助けにもなる機能選び
- 「聴力レベルに合わせて無駄なく増幅(やかましくない)」=周波数ごとの調整・チャンネル数・バンド数
- 「使用する環境ごとに、補聴器自身が自動適応(初期段階で補聴器に慣れる時間を軽減)」=環境認識機能
- 「会話に集中しやすい状況を自動的に作る」(顔の正面にある声を強調)=指向性機能
- 「会話と生活音を自動選別(雑音と感じる生活音を嫌がる方に最適)」=雑音抑制・音声強調
- 「騒音下での聞き取りが向上」(肝心な時の聞こえづらさを減らす)=音声認識&雑音抑制&指向性の融合機能
- 「ピーピー鳴らない」=ハウリング抑制機能
- 「スマートフォンとの連携機能」(音楽や電話、スマホによる音量操作が可能に)=スマホ対応型
- 「充電式電池と空気電池とのハイブリッド型」=手先の不自由な方や電池交換が面倒な方向き
これらを組み合わせることで、お値段も様々ですが、慣れやすい補聴器をお選びいただけます。